大きな災害のあとは、通話が集中して携帯電話がつながりにくくなる。基地局が停電すると、データ通信もできなくなることがある。特定小電力トランシーバーは、免許や登録なしで誰でも使える無線機だ。基地局を使わないので、スマホがつながらなくても、近くにいる人と話せる。
マンションで想定できる使い方:災害対策本部(集会室など)と各階の見回り担当との連絡、家族が別々の階(ゴミ置き場・給水所・自宅)にいるときの連絡。
マンションで使うときの注意点
- 階をまたぐと届きにくい:鉄筋コンクリートの床や壁は電波を通しにくい。階段室を通して話すと届きやすくなる
- 中継器に対応した機種なら、通話できる範囲を広げられる
- 使う前に試す:防災訓練のときに、実際に建物の中で通話テストをしておく
選び方のポイント
- 電源:外出先での急な電池切れに備え、モバイルバッテリーで充電できる機種か確認する
- 中継器対応:高層マンション・棟が複数ある団地では重視したい
- 台数:最低2台。管理組合で使うなら本部+各フロアの担当分
- 防水:屋外(給水所など)でも使うなら防水の機種を
紹介商品:wesTayin T48 特定小電力トランシーバー 2台セット
免許不要、充電して使える2台セット。低放射線をうたう。
レビューでは「思ったより距離が出ない」「建物の中だと途切れる」という声がある。カタログの通話距離は見通しの良い屋外での数字だ。充電式のため、停電が長引く場合はモバイルバッテリーとの併用を前提にしたい。家族間や、中低層マンションの管理組合向け。
紹介商品:スタンダード FTH-314L(中継器対応)
階をまたいだ通話や、棟と棟の間の通話に強い、中継器対応の特定小電力トランシーバー。
単体の価格が乾電池式の入門機より高く、中継器を別途用意すると設定もやや複雑になる。高層マンション・団地型マンションの管理組合向け。
状況別のおすすめ
- 家族で連絡を取り合いたい → 2台セットの入門機
- 管理組合の災害対策本部で使いたい → 中継器対応機種を複数台
- 安否確認と組み合わせたい → 安否確認サイン(㉘)と併用
まとめ
トランシーバーは、買って置いておくだけでは役に立たない。訓練で実際に建物の中で話してみて、どこなら届くかを確かめておくことが大切だ。


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