マンションには、戸建てとは違う防災の課題がある。停電でエレベーターと給水ポンプが止まる、排水管の確認が取れるまでトイレを流せない、在宅避難が基本になり管理組合による「共助」が大切になる――。一般的な防災の本に加えて、マンションに特化した情報を1つ手元に置いておくと、備えの抜けに気づきやすくなる。
まず読みたい、無料のガイドブック
市販の本を買う前に、自治体が無料で公開しているガイドブックがある。住んでいる自治体のものがあれば、まずそちらを確認してほしい。
| ガイドブック | 内容 |
|---|---|
| 東京都マンション防災ガイドブック | 在宅避難の備え、防災対策の始め方、防災活動の考え方 |
| 港区マンション震災対策ハンドブック | 在宅避難のすすめ(居住者・管理者向け) |
| 品川区 マンション防災ガイドブック | 管理組合・理事会向けと、居住者向けがある |
市販の本
紹介商品:『大切な家族を守る「おうち防災」』(奥村奈津美 著)
自宅を最強の避難所にするための備えをまとめた1冊。在宅避難の考え方を学ぶ入門に向いている。マンション特有の設備(給水ポンプ・排水管など)の話は、上の自治体ガイドブックで補うとよい。
紹介商品:『安心して在宅避難するためのおうち防災アイデア』(Misa 著)
在宅避難のための、家の中でできる工夫をまとめた1冊。写真やイラストで具体的な工夫を知りたい人に向いている。
紹介商品:『マンガでわかる防災のトリセツ』
マンガ形式で防災のノウハウを解説する1冊。子どもと一緒に読みたい家庭に向いている。
状況別のおすすめ
- まずは無料で知りたい → 自治体のマンション防災ガイドブック
- 在宅避難の備えを体系的に知りたい → 『大切な家族を守る「おうち防災」』
- 子どもと一緒に学びたい → マンガ形式の防災図鑑
- 管理組合として備えたい → 自治体の管理組合向けガイドブック+共用備蓄リスト(⑦)
まとめ
マンションの防災は、各家庭の備え(自助)と、管理組合による備え(共助)の両方で成り立つ。無料のガイドブックで全体像をつかみ、足りない部分を本で補うのがおすすめだ。


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