高齢者・要配慮者の階段避難、どう手伝うか

エレベーター停止時対応

エレベーターが止まると、高齢者や車椅子利用者にとって階段は大きな壁になる。マンションに備え付けの避難はしごや救助袋は、こうした「避難弱者」にとって現実的な手段とは言いがたい。個人の備えでなく、共助として何ができるかを考える。

避難器具だけでは足りない現実

マンションの避難はしごや救助袋は、健常な成人が使う前提で設計されていることが多く、身体の不自由な人・高齢者・子どもにとっては恐怖心が先に立ち、現実的に使えないケースが少なくない。停電でエレベーターが止まれば、上階の高齢者・障害者の避難方法そのものが課題になる。

担架・ストレッチャーという選択肢

階段昇降車のような専用機材は高価で個人で備えるものではないが、布担架であれば比較的安価に管理組合や各住戸で用意できる。複数人(目安4〜6人)で搬送する前提の道具であることを踏まえ、平時に近隣住民と使い方を確認しておきたい。

紹介商品:コクヨ 防災 折りたたみ布担架 DRP-RR2

レビューでは「スキーストックのような取っ手の作りで、握力が多少無くなっても外れることはない」と、長時間・長距離の搬送での安定感が評価されている。「収納サイズがバインダーくらい」というコンパクトさも好評で、介護タクシー業者など実務者からの評価コメントも見られた。

一方、「長さが少し長め(今の高齢者は小さい)」という体格差についてのコメントもあり、担架自体のサイズと運ぶ相手の体格が合っているかは事前に確認しておきたい。

¥9,500 (2026/08/28 07:26時点 | Amazon調べ)

複数人での運用と平時の訓練

担架は1人では使えない道具だ。同じ階段室を使う住民同士で、誰が要配慮者か(個人情報に配慮しつつ)を平時から把握し、防災訓練で実際に運搬を体験しておくことが、有事に機能するかどうかを分ける。

状況別のおすすめ

  • 管理組合の共用備蓄に加えたい → 布担架を1〜2基、防災倉庫に
  • 要配慮者が身近にいる → 事前に近隣住民と搬送方法を確認
  • 体格の大きい方を想定する → 担架のサイズ・耐荷重を購入前に確認

コメント

タイトルとURLをコピーしました