大地震のあと、管理組合や自主防災組織が最初に行うのが居住者の安否確認。大きなマンションで全戸を1軒ずつ訪ねるのは現実的ではない。そこで、無事な住戸が玄関ドアに目印を出し、「目印のない部屋」だけを確認する、という発想の仕組みが使われている。
マグネット/ドア札方式のしくみ
各住戸に「無事です」と書かれたマグネットやプレートを配っておき、無事が確認できたら玄関ドアの外側に掲示する。確認班は各階を回り、掲示のない住戸だけをリストアップする。これで全戸訪問が不要になり、確認にかかる時間を大きく短縮できる。マンション管理センターの防災チェックリストでも、安否確認の方法を事前に決めておくことが挙げられている。
用品より先に「運用ルール」を決める
掲示は誰が・いつ出すのか(在宅避難でも出すのか、要配慮者はどうするのか)、掲示がない住戸を「異常」とみなす基準、確認班の担当階、個人情報である安否情報の管理方法を、総会・理事会で決めておく。そのうえで年1〜2回の訓練で、実際に掲示と確認をやってみる。配るだけでは機能しない。
紹介商品:安否確認マグネットシート(「無事です」・10枚セット)
玄関ドアの金属面に貼れるマグネット式で、日本製、書き込み欄がある。管理組合でまとめて配布する用途の商品で、全戸配布向けに50枚などの大口の品番も用意されている。
この種の商品はレビュー件数自体が少なく、比較材料が乏しい。屋外で色あせや落下がしにくい素材か、遠目でも判別できる大きさ・色か、書き込みができるか、必要な枚数(全戸+予備)を基準に判断する。まず訓練用に少数を用意し、運用を固めてから全戸分を発注すると失敗が少ない。価格は変動する。
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状況別のおすすめ
- これから始める管理組合 → まず少数を訓練で試し、運用ルールを先に固める
- 全戸に導入する → 全戸数+予備を大口セットで用意し、掲示ルールを書面で周知する
- 要配慮者・高齢者世帯 → 「掲示がない=要確認」を明確にし、確認班の重点対象にする


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